
ブログを始めたばかりだと、カテゴリーがどのような効果や役割を持つのか いまいちわかりませんよね。
じつは カテゴリーってめちゃくちゃ重要で、SEOとも密接に関係しているんです。
この記事ではブログにおけるカテゴリーの重要性や、カテゴリー作成時のコツ・ポイントを解説していきます。
記事をよんだら「カテゴリーの細かいノウハウ」まで理解でき、みなさんの悩み・疑問を解消できると思うので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
ブログのカテゴリーとは
カテゴリーとは サイト内の記事を分類するための入れ物のようなものです。
カテゴリーを整理したら、ブログのトップページやサイドバーに カテゴリ一覧メニューを表示できるようになります。
こんな感じで、任意のカテゴリーが選択されると「そのカテゴリーに属する記事」を一覧として表示できるので、サイトの利便性がぐっとアップします。
カテゴリーのメリット
カテゴリーを設定するメリットはつぎの2つです。
- どんなサイトなのかひと目でわかる
- 関連記事を探しやすくなる
ではひとつずつ解説していきます。
どんなサイトなのかひと目でわかる
カテゴリーを見ると、そのサイトが「なんのジャンルのサイトなのか」がひと目でわかります。
たとえば カテゴリーが 「株」「仮想通貨」「FX」「節税」だった場合、そのサイトは お金や資産形成 に焦点をあてて作られていると判断できますよね。

関連記事を探しやすくなる
カテゴリーを整理すると 読者が(あなたのサイトから)記事を探しやすく なります。
たとえば、読者があなたの記事に興味を持ち
「ほかにも情報が欲しい」「ほかの記事も読んでみたい」
と思うこともあるわけです。
そのときに関連する記事が見つからないと、ガッカリして離脱されてしまいます。

カテゴリーを整理して「関連記事がすぐにみつかる構造」にすることで、ユーザの満足度が向上してサイト回遊率がぐっとアップします。
カテゴリーとSEO評価の関係性
カテゴリーの整理はSEOの観点からみても非常に重要です。
Googleはクローラーというロボットで、自動的にWebサイトを循環しています。
カテゴリーを設定すると、ユーザが記事を探しやすいように Googleのクローラーも記事を検出しやすいです。
クローラーは同じ記事を何度も巡回し、記事の情報を正確に取得しようとするため、クローラーからの検出数が多いほど、的確に記事を評価してもらえます。
言い換えると
記事がクローラーに検出されにくい = 適切なSEO評価をうけられない
ということ。
このような理由から、カテゴリーはSEO的にもとても重要な要素といえます。
SEOに強いカテゴリーの作り方4ステップ
SEOに強いカテゴリーの作り方はつぎの4ステップ
- メインジャンルを決める
- ジャンルをさらに細分化する
- メインテーマから必要なキーワードを洗い出す
- カテゴリーを決める
ではざっと見ていきましょう。
まずは あなたのサイトでどのジャンルで記事を書いていくのかを決めましょう。
すでにこのフェーズが完了いる人は、次のステップにすすんでください。
ジャンル選定のポイントは以下の7点!
- 興味のあるジャンルか
- マネタイズ(収益化)しやすいか
- 今後も需要がありそうか
- YMYLに当てはまらないか
- 高単価なASP案件数が多い
- 報酬発生のハードルが低い案件が多い
もっとも重視するポイントは稼げるジャンルかどうかです。
競争率が高くてもよいので稼げるジャンルを選定しましょう。
STEP1で おおまかなジャンルが決まったら、そのジャンルを細分化しましょう。
この作業をおこなう理由は、取り扱うジャンルの幅が広いとサイトの専門性が高くなりにくいから。
たとえば 「Webマーケティング」 というジャンルにおいても、
アフィリエイト広告、
リスティング広告、
動画広告 などなど
さまざまなカテゴリーがあるわけで、
すべてのカテゴリーに対して専門性の高いサイトを作ろうとすると、作成する記事の数も膨大になります。

そのため ジャンルをさらに絞り込み、よりニッチな分野で記事を充実させることが SEOで上位にいくためのポイントなんです。
では 下の画像のように、ジャンルのカテゴリーを洗い出して、どんどん掘り下げていきましょう。
ある程度ジャンルの階層を深堀りしたら、その中から 「あなたのサイトで取り扱うメインジャンル」をひとつ選択してください。
- 60記事くらいは記事を作れそうか
⇒キーワード選定でキーワードの数を調べる - その分野でライバルに勝てそうか
⇒実際にキーワードを検索してライバルの記事をみる - 絞った分野にニーズはあるか
⇒キーワード選定で検索ボリューム調べる - アフィリエイト案件があるか
⇒ASPサイトで案件があるか調べる
これらを基準として、サイトのメインテーマを選定していきましょう。
メインテーマが決まったら「その分野ではどんなキーワードが検索されているのか」を把握する必要があります。
キーワード選定を実施して必要なキーワードを洗い出しましょう。
キーワードを洗い出したら、それらをカテゴライズ(分類分け)していきましょう。
上の画像のように「カテゴリー列」を追加して、キーワードごとに分類分けしてみてください。
⇒ キーワード選定のやり方をみる
ブログキーワード選定のやり方7ステップ【初心者必見のコツ】
分類分けした結果が そのままカテゴリーの候補 となります。
ほかにも「この分野ではこんなカテゴリーもあるな」と、思いついたものは書きだしていきましょう。
ここまで完了したら カテゴリーの候補が十分に出てきたかと思います。
最後に 自分のサイトで カテゴリーとして設定するもの を選んだら完成です。
※カテゴリーを選ぶ際のポイントはつぎの章で説明していきます。
カテゴリーを分ける際のポイント
ここからはカテゴリーを分ける際のコツを解説していきます。
ポイントはつぎの4つ
- カテゴリーは3~4つ程度に
- カテゴリーは1単語でシンプルに
- 階層のレベル感を統一する
- カテゴリーは検索ワードで考える
ひとつずつ見ていきましょう。
カテゴリーは検索キーワードを基準として考える
カテゴリーを作る際は 検索キーワードをベースにしましょう。
とくに ミドルキーワード を(そのまま)カテゴリーにすると、SEO的にも大きな効果が得られます。
※ミドルキーワード:月間の検索ボリューム1000~10000 のキーワード、または 2語を組み合わせたキーワード
ブログ 書き方 ←カテゴリー1(ミドルキーワード)
ブログ 始め方 ←カテゴリー2(ミドルキーワード)
ブログ 稼ぎ方 ←カテゴリー3(ミドルキーワード)
ブログ デザイン ←カテゴリー4(ミドルキーワード)
この方法をおすすめする理由は、Googleアルゴリズムにあります。
【SEOに強いサイト構成】
現在のGoogleアルゴリズム上、SEOで上位表示するためには カテゴリーごとにトピッククラスター構造で記事を作成するのが最も効果的といえます。
まず トピッククラスター構造とは、複数のロングテール記事から 特定のミドル記事にリンクを貼り、ミドル記事にユーザを流す構造のこと。プロも使っているSEO攻略法です。
上位表示しやすい領域でユーザを集め、ライバルが強いミドルキーワードの記事に誘導する仕組みですね。この方法でミドルキーワードでも検索上位を狙えるようになります。
そして、カテゴリー内部で記事を関連づけることも、SEOの評価アップにつながります。
上記の観点から、ミドルキーワードを1つのカテゴリーとして、その中でトピッククラスター構造をる作る方法が最強と言えるわけです。
※カテゴリーが異なる記事へのリンクも もちろんOK。必要な場面で適した記事へのリンクを設置しましょう。
カテゴリーは1単語でシンプルに
前述で「ミドルキーワードをベースにカテゴリーを設定すると良い」と説明しましたが、カテゴリー名称は1フレーズのシンプルなものをおすすめします。
たとえば、
カテゴリー1: ブログ 書き方
カテゴリー2: ブログ 始め方
カテゴリー3: ブログ 稼ぎ方
カテゴリー4: ブログ デザイン
でカテゴリーを分ける場合、カテゴリー名称は
「書き方」「始め方」「稼ぎ方」「デザイン」
とするのがよいでしょう。
カテゴリー名が2語以上になるとカテゴリーの具体性が増し、そのカテゴリーで書ける記事数が少なくなってしまいます。
仮にカテゴリーを 「(ブログの)始め方 未成年」とした場合、このカテゴリーで生成できる記事は10記事もないでしょう。
カテゴリーごとに専門性を高めるためには、少なくても1カテゴリー15記事ほどは必要。
そのため、そこそこの量の記事を生産できる汎用性の高いカテゴリー名称にすることが大切になります。
階層のレベル感を統一する
サイトに一貫性をもたせるためにも、カテゴリーの階層レベルを統一しましょう。
「ツール」「始め方」「稼ぎ方」「本」
⇒ 本・ツール と 始め方・稼ぎ方 は階層のレベル感が異なる
「書き方」「始め方」「稼ぎ方」「デザイン」
⇒ すべて同じ階層レベルのもの
イメージしやすいよう、以下に階層レベルを図示しています。
カテゴリーの階層レベルが異なると、読者やクローラーを困惑させてしまいます。
サイトの利便性もダウンしてしまうので、ここはぜひ意識してください。
カテゴリーは3~4つ程度に
カテゴリーごとにユーザのニーズを満たすことができれば、その(カテゴリー)分野における専門性が高くなり、検索上位に表示されやすくなります。
読者のニーズを満たすためには、1カテゴリーで15記事は必要。
記事が量産できない個人サイトの場合は、各カテゴリーでコンテンツを充実させるためにも、カテゴリーの数は3~4個くらいに抑えた方が良いでしょう。
たとえば カテゴリーの数を4個にすると、作成しなければならない記事は60本ほど。
これくらいなら、時間はかかりますが、不可能な作業量ではないかと思います。
ライバルサイトを参考にする
「このジャンルはいくつのカテゴリーに分けられるんだろう?」
「どうのようにカテゴライズできるのかな?」
と悩んだら、競合サイトを参考にするのもひとつの手です。
カテゴリーは サイトマップ や トップページ から確認できるので、いくつかほかのサイトを見てみると良いかと思います。
カテゴリーに関する注意点
ここからはカテゴリーを分ける際の注意点について解説します。
注意点は以下の3つ
- 1記事1カテゴリーにすること
- カテゴリーに「その他」はNG
- カテゴリーは2階層までにすること
それでは ひとつずつ見ていきましょう。
1記事1カテゴリーにすること
SEOで評価を上げるために、1記事1カテゴリーを心掛けましょう。
1つの記事に対して、複数のカテゴリーを設定してしまっている場合、Googleが「その記事に最適なカテゴリーがどれなのか」を判断できません。
WordPressでは1記事に対して複数のカテゴリーを設定できるようになっていますが、かならず1記事1カテゴリーで設定しましょう。
カテゴリーに「その他」はNG
「その他」「未分類」など、まったく関連性がない記事をまとめたものは、SEO上なんの意味も持ちません。
SEOの効果を上げるために、明確な関連性がわかるカテゴリーを設定しましょう。
とはいえ、どのカテゴリーにも属さない記事がでてくることもあるでしょう。
その場合は 「ノウハウ」とか「QA」とか作ってまとめておくのもひとつの手。それか適当なカテゴリーにつっこむか。

カテゴリーは2階層までにすること
カテゴリーの階層は深くなりすぎないようにしましょう。というか、ひとつで十分です。
『メインジャンル:ブログ』
カテゴリー2:始め方
カテゴリー3:稼ぎ方
カテゴリー4:デザイン
『メインジャンル:ブログ』
カテゴリー1-1 :書き方 記事構成
カテゴリー1-2 :書き方 リード文
カテゴリー1-3 :書き方 本文
カテゴリー1-4 :書き方 まとめ部分
カテゴリー2 :始め方
カテゴリー2-1 :始め方 サーバ
カテゴリー2-1-1:始め方 サーバ 無料
カテゴリー2-1-2:始め方 サーバ 有料
カテゴリー2-2 :始め方 WordPress
カテゴリー2-3 :始め方 テーマ
カテゴリー2-4 :始め方 プラグイン
カテゴリー3 :稼ぎ方
:
階層を掘り下げすぎると、ひとつのカテゴリーで用意できる記事が少なくなるうえ、サイトの構造も複雑になります。
記事数が充実していないスカスカのカテカテゴリーゴリは、SEO上なんの意味も持ちません。
ユーザ と Google の両方から評価を得るためには、多くても「親カテゴリー」「子カテゴリー」の2階層までとしましょう。
カテゴリーの例を紹介
個人サイト向けの狭い分野に特化したジャンル、法人サイト向けの広範囲ジャンルで、カテゴリーのサンプルを紹介します。
【個人サイト向け】
~「狭い分野」をターゲットにしたカテゴリ~
「アート」「ゲーム」「コミュニティ」「マーケット」
「プロフィール」「メッセージ」「デート」「ノウハウ」
「基礎」「始め方」「稼ぎ方」「テクニカル分析」「銘柄」
【法人サイト向け】
~「広範囲の分野」をターゲットにしたカテゴリ~
「仮想通貨」「NFT」「メタバース」「Web3.0」
「マッチングアプリ」「結婚相談所」「街コン」「SNS」
「株式」「FX」「仮想通貨」「不動産」「保険」
WordPressのカテゴリーメニュー設定手順
ここからは WordPressでカテゴリーメニューを設置する手順をステップ形式で解説します。
- カテゴリーを追加
- カテゴリーをメニューとして設置
- カテゴリーに記事を追加
- 確認
ちなみに設定するとこんな感じで、カテゴリーメニューが表示できます。
では、手順を見ていきましょう。
1.WordPress 管理画面にアクセスし、「投稿>カテゴリー」を選択
2.必要な情報を入力
名前 :カテゴリー名(任意)
スラッグ※ :URLに表示するカテゴリー名(半角英数字を推奨)
親カテゴリー:親カテゴリー指定(不要な場合は「なし」を選択)
※ WordPressのデフォルトの設定では、URL内に(上記で設定した)スラッグは表示されません。
URLにカテゴリー名を表示したい場合は、つぎの記事を参考に設定を変更してください。
-
9枚の画像で解説!URLのパーマリンクにカテゴリ階層を追加する方法【WordPress】
ただし、URLにカテゴリー名を含めると、カテゴリーを後から変更しにくくなります。
そのため WordPress のデフォルト設定(=スラッグ非表示)を変更することは推奨しておりません。
3.左下の「新規カテゴリーを追加」を選択
4.右側の「カテゴリー一覧」に、追加したカテゴリーが表示されたことを確認
親カテゴリーを選択した場合は次のようなイメージになります。
1.WordPress 管理画面にアクセスし、「外観>メニュー」を選択
2.追加したいカテゴリーを選んで「メニューに追加」をクリック
3.「メニュー構造」にカテゴリーが追加されることを確認
ここまで完了すると、サイトにカテゴリーメニューが表示されます。
1.WordPress 管理画面にアクセスし、「投稿>新規追加」を選択
2.「カテゴリー」欄から記事に該当するカテゴリーを選択して「公開」
1.サイトにアクセスして、さきほど記事を追加したカテゴリーをクリック
3.記事が選択したカテゴリーに属していることを確認
これで完了です。お疲れ様でした。
QA
最後に、カテゴリーに関する「よくある質問」をまとめました。
みなさん悩みやすいところなので、ぜひ参考にしてください。
カテゴリーとタグの違いは
タグはカテゴリーと同じ「記事の分類分け」の手段として活用します。
カテゴリーとの違いは下記です。
右にスクロールできます⇒
カテゴリー | タグ | |
SEOへの影響力 | 高 | 低 |
記事との紐づけ | 1記事1カテゴリーのみ | 1記事に複数カテゴリー設定可能 |
階層 | 設定可 | 設定不可 |
タグの特徴は
・カテゴリーより汎用性が高い
・カテゴリーとは別角度で記事を分類できる
ところ。
たとえば、ブログに特化したサイトで
のカテゴリーを設定している場合でも、
カテゴリーとは違うニアンスで分類分けしたいことがあると思います。
そのような場面でタグを利用するんです。

雑記ブログにおけるカテゴリー分けは?
雑記ブログにおいても、基本的な考え方は同じです。
ただ雑記ブログの場合は、まったく異なる複数のジャンルを1つのサイトで取り扱うため、カテゴリー名は広義なワードにすることが望ましいでしょう。
「ブログ」「仮想通貨」「旅行」「グルメ」
「ブログ 始め方」「仮想通貨 取引所」「旅行 おすすめ」「グルメ 韓国」
雑記ブログの場合は「階層が深いワード」をカテゴリー名にすると違和感がありますよね。
あなたのサイトがどんなジャンルを扱っているかが明確にわかるようにしましょう。
まとめ
ここまでカテゴリー分けの手順やポイントについて説明してきました。
最後に重要なポイントを復習していきましょう。
- カテゴリーは ユーザとGoogle 双方にとって効果的
- 各カテゴリーでトピッククラスター構造をつくる
- カテゴリーごとにコンテンツを充実させることが重要
- 1記事1カテゴリー
- カテゴリーの階層を統一する
これらの要点を押さえておけば、SEOに強いサイトを構築できます。
アフィリエイトで稼ぐための必須手段なので、ぜひぜひ実践してみてください。
この記事は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)/