
まったくデザイン経験がないのに、0からおしゃれな画像を自作するって無理ゲーですよね。
そんな人たちのために、この記事では 無料で使えるデザインツール Canva を使ったコンテンツの作り方を紹介していきます。
Canva を使いこなせば、だれでも簡単に高クウォリティーの画像を作れるようになるので、だまされたと思って使ってみてください。
その前に「Canvaって何?」「どんなことができるの?」という人は、つぎの記事をご覧ください。
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AI搭載のデザインツール Canvaとは?『著作権』や『無料版と有料版の違い』を解説
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Canvaの使い方
さっそくCanva の使い方を見ていきましょう。
まずは Canva にアクセスします。
(Canva公式サイト:https://www.canva.com/)
Canvaを始めて使う人は、下記のいずれかでCanvaにログインする必要があります。
- Appleアカウント
- Googleアカウント
- Facebookアカウント
- Microsoftアカウント
- メールアドレス

Canva にログインすると「ホーム画面」が表示されます。
「ホーム画面」右上の「デザインを作成」ボタンをクリックして「カスタムサイズ」を選択してください。
サイズの入力欄が出てきます。サイズを指定して「新しいデザインを作成」を選択しましょう。
編集画面が表示されたら、デザインを作っていきましょう。
より魅力的なデザインにするためにも、Canva の『機能や操作方法』について把握しておきましょう。
編集が完了したら、できあがったコンテンツをダウンロードしましょう。
「編集画面」の左上にある「ファイル」をクリックして「ダウンロード」を選択します。
つぎのポップアップがでたら「ダウンロード」をクリックしてください。
これでダウンロードは完了。
ダウンロードしたコンテンツはパソコンの「ダウンロード」フォルダに取り込まれています。
こんな感じで、たった数ステップでデザインを自作できます。
ただ Canva の細かい機能が分からないと、おしゃれなデザインは作れません。
そのため つぎの章で、Canva を使いこなすための基礎ノウハウを学んでいきましょう。
Canvaのベース機能 11コ
ここからは Canva を使用するうえで、知っておきたい11コの基本ノウハウを紹介していきます。
これらの機能・操作方法を知っているだけで、画像作りがめちゃくちゃ簡単になります。
それではひとつずつ見ていきましょう。
まずは『デザイン』メニュー
全体的なデザインに関する機能を紹介していきます。
テンプレートを活用する
Canva には おしゃれなテンプレートがたくさんあります。
これらのテンプレートをベースに カスタマイズを加えることで、だれでも簡単におしゃれなコンテンツを作ちゃいますよ。
- 編集画面の左メニューで「デザイン」を選択
- 「テンプレート」をクリック
- お好みのテンプレートを選択
ベースカラーを変更する
「デザイン」メニューには、デザイン全体のカラーを一括変換する機能もあります。
- 編集画面の左メニューで「デザイン」を選択
- 「スタイル」をクリック
- 「カラーパレット」から好きな色の組み合わせを選択
フォントセットを変更する
フォントスタイルを全体的に変えたい場合は、フォントセットを利用しましょう。
- 編集画面の左メニューで「デザイン」を選択
- 「スタイル」をクリック
- 「フォントセット」から任意の物を選択
ここからは『テキスト』メニューに関する機能を紹介していきます。
テキストを挿入する
新たにテキストを追加してみましょう。
- 編集画面の左メニューで「テキスト」を選択
- 「デフォルトのフォントスタイル」から任意のテキストスタイルをクリック
デザインテキストを入れる
Canva には あらかじめフォントスタイルがデザインされた『テキストのテンプレート』も用意されています。
- 編集画面の左メニューで「テキスト」を選択
- 「フォントの組み合わせ」からお好みのデザインを選択
テキストを編集する
テキストをカスタマイズしたい場合は、対象のテキストを選択して、赤枠内の編集機能を利用します。
- フォントスタイルの変更
- サイズの変更
- カラーの変更
- 太字・斜体
- アンダーバー・取り消し線
- テキストの左揃え・中央揃え・右揃え
- リスト化
- 文字間隔・行間隔の調整
- 縦書き
- エフェクト
- 透明度の調整
ではそれぞれ、設定前後のイメージ を見ていきましょう。
~ フォントスタイルの変更 ~
~ サイズの変更 ~
~ カラーの変更 ~
~ 太字・斜体 ~
フォントスタイルによって太字・斜体が使えない場合があります。
~ アンダーバー・取り消し線 ~
フォントスタイルによってアンダーバー・取り消し線が適用できない場合があります。
~ 文字間隔・行間隔の調整 ~
~ 縦書きに変更 ~
~ エフェクト ~
~ 透明度の調整 ~
こんな感じです。
つぎは『素材』メニューについて。
画像やイラスト関連の機能を紹介していきます。
画像 , 写真 , イラストを挿入する
Canvan には 写真やイラストなど、さまざまな素材が用意されています。
「素材」メニューからいい感じの素材を探してみましょう。
- 編集画面の左メニューから「素材」を選択
- 追加したいものを編集スペースにドラッグ&ドロップ
冠マークの素材は有料プランでのみ利用できます。
こんな感じで無料プランだと、どうしても使える素材が限られてしまいます...
しかーし!
無料プランでも ほとんど制限なく Canva を活用する裏ワザがあるんですよ。
結論、外部のフリー素材サイト とCanva を併用することで有料プランと同じレベルでCanvaを使いこなせちゃいます。
フリー素材サイトからダウンロードした 画像・イラスト を Canva に取り込むことで、画像のレパートリーが無限大になります。
画像をカスタマイズする
Canva に用意されている画像や、Canva に取り込んだ画像は自由にカスタマイズできます。
- 画像の配色を変える
- 画像をトリミング
- 画像を回転させる
- 画像にエフェクトをかける(応用編)
- 明るさ , 彩度 , 色合いの調整する(応用編)
- AI を使って画像を自動カスタマイズ(応用編)
では それぞれのカスタム機能に対応するボタン や 設定前後のイメージ を見ていきましょう。
~ 画像の配色を変える ~
~ 画像をトリミングする ~
~ 画像を回転させる ~
下記3つのカスタマイズについては「Canvaの応用機能 5コ」で紹介していきます。
- 画像にエフェクトをかける(応用編)
- 明るさ , 彩度 , 色合いの調整する(応用編)
- AI を使って画像を自動カスタマイズ(応用編)
外部素材をCanvaに取り込む
他のフリー素材サイトからダウンロードした画像をCanvaに取り込んで利用しましょう。
1.まずは フリー素材サイト でお好みの画像をゲットしてください。
2.画像をゲットしたら Canva にアクセス。
3.編集画面の上方の「ファイル」をクリックして「ダウンロード」を選択。
対象の画像を取り込みましょう。
4.取り込んだ画像は、左側の「画像」項目のなかに追加されます。
編集スペースにドラッグ&ドロップしてください。
ここからは『図 , グラフ , 表』に関連した機能を紹介します。
図 , グラフ , 表 を入れる
デザインに統計データを入れたい場合は、グラフを利用しましょう。
グラフや表 は「素材」メニューにあります。
けっこう下の方にあるので、スクロールしてみてください。
使いたいグラフが見つかったら、編集スペースにドラッグ&ドロップして、カスタムしていきましょう。
図 , グラフ , 表 を編集する
カラーの変更はもちろん、データ自体を編集することもできます。
実際のデータを入力して、信ぴょう性のたかいグラフデザインを作りましょう。
- 編集したいグラフを選択
- データを入力
Canvaの応用機能 5コ
ここからは 応用編。
さらに魅力的なデザインに仕上げるための機能を紹介します。
これらが使いこなせると、Canva がさらに便利になります。
それでは具体的に解説していきます。
文字や素材の重なり(上下)を入れ替える
コンテンツの重なりは「配置」ボタンで制御できます。
- 編集したい素材を選択
- 「配置」ボタンをクリック
- 「(最)前面へ・(最)背面へ」ボタンのいずれかをクリック
画像にエフェクトをかける
画像の見え方をガラッと変えるためには、エフェクト機能が有効。
以下のようなカスタマイズが可能です。
- 編集したい画像を選択
- 「写真を編集」ボタンをクリック
- 「エフェクト」タブの任意の機能を利用
画像の明るさ , 彩度 , 色合いを調整する
画像の印象に変化をつけるため、コンテンツを微調整していきましょう。
驚くことにこの機能、コンテンツの『前景』と『背景』それぞれをカスタマイズできます。
- 編集したい画像を選択
- 「写真を編集」ボタンをクリック
- 「調整」タブでコンテンツを微調整
AI を使って画像を自動カスタマイズ(Magic Edit)
つぎは『AI を使った画像の自動カスタム』のやり方を紹介します。
\ AI 機能の概要 /
文章を使って、AI に画像カスタマイズの指示を出せます。画像全体もしくは画像の一部分を全自動で編集できる機能になります。
編集したい画像を選んで「写真を編集」をクリック。エフェクトタブで「Magic Edit」を選択してください。
編集したい部分を塗りつぶして「続行」ボタンをクリックします。
※画像全体を編集したい場合は「画像全体を編集する」を有効にしてください。
AI に対して「編集の内容」を指示しましょう。編集内容を文章で入力してください。
例:貝の種類を変える
これで完了。
あとは AIが指示に従って画像を自動カスタマイズしてくれます。
ぼくの場合は、以下のような画像に生まれ変わりました。
AI を使って0から画像を生成(Magic Media)
Canva の『 Magic media 』を利用すると、AIが0から画像を作ってくれます。
さきほどの『Magic Edit』とほとんど同じ機能ですが、より詳細に指示できるのが強み。

では使い方を見てみましょう。
メニューで「アプリ」を選んで、『Magic Media』を検索してください。
「開く」ボタンをおして、アプリの利用を開始しましょう。
任意の情報を入力して、作りたい画像の内容を指示しましょう。
入力が完了したら「イメージを作成」ボタンをクリック。
AIが画像を作成してくれます。
以上になります。
無料版だと使えない5つの機能
ここからは Canva の有料プランと無料プランの違いについて解説します。
下記には無料プランの制限事項をまとめています。
- 編集画面でサイズを変更できない
- 使える素材やテンプレートの数が少ない
- 背景の透過ができない
- AIを利用できる回数が少ない
- SNSへの予約投稿ができない
有料プランにすると、上記の制限が解除(または軽減)されるので、Canva の追加やすさがぐっとアップします。
ではひとつずつ見ていきましょう。
デザインの途中でサイズを変更できない
無料プランの場合は編集画面でサイズが変更できません。
カスタマイズ中にサイズを変更したくなったとしても、途中での変更はできないんですね。
とはいえ無料プランでも 最初にサイズを指定できるようになっているので、あらかじめ適切サイズが分かっているなら問題ありません。
使える素材やテンプレートの数が少ない
無料プランだと、利用できる 画像やテンプレート に制限がかかります。
(以下のような「冠マーク」の素材は 有料プランに限り 利用可能です)
使える素材が限られてしまうため、Canvaの無料プランだけを使ったデザインはちょっとしんどい...
そんなときは Canvaと ほかのフリー素材サイト を併用しましょう。
フリー素材サイトでダウンロードした画像・イラストを Canva に取り込んで利用すれば、コンテンツのレパートリーは無限大に広がります。
背景を透過ができない
Canva 無料プランは「画像背景の透過」ができません。
まあ、透過が必要な場面は少ないんで、そんなに問題にならないとは思いますが...
もし無料プランで、背景を透過させたいケースがあった場合は、スポイト機能で『設置する場所』と同一のカラーを指定することで、それっぽく代替できます。
AIを利用できる回数が少ない
AIアプリ『Magic Media』には利用制限があり、Canva 有料プランと無料プラン で回数が異なります。
・無料プラン:50 回/月
・有料プラン:500 回/月
なお、現在の利用回数は『Magic Media』生成ボタンの下に表示されます。
生成エラーも1回にカウントされてしまうので、AIで画像を生成する場合は注意が必要です。
SNSへの予約投稿ができない
Canvaには、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSに対して予約投稿できる機能がありますが、この機能は有料プランのみ利用可能になっています。
\ 予約投稿ってなに? /
予約投稿とは、コンテンツを『あらかじめ設定した日時』にSNSに投稿する機能です。
商用利用にあたっての留意事項
Canva で作成したデザインは、基本的には 商用利用可能 でクレジット表記も必要ありません。
ただし、いくつか禁止事項もあるので頭に入れておきましょう。
- テンプレート や 素材を無加工のまま掲載・配布する。
- Canva で作成したデザインを商標登録する
- 他人のコンテンツをもとに(許可なく)AI画像コンテンツを作成する
上記に加えて、生成AIで作成した画像については「なにが著作権の侵害につながるのか」が明確に定義されていません。
今後も法律や規約が変わっていくことが考えられるので、利用規約は定期的にチェックしておきましょう。
おすすめの併用ツール
Canva 無料プランにおける『素材レパートリー不足』をおぎなうために、外部のフリー素材サイトを利用しましょう。
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無料でブログに使えるフリー素材・画像サイト11選【写真・イラスト・アイコン】
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この記事では無料で利用でき 商用利用OK、クレジット不要な超使いやすいサイトを厳選しているので、気軽に使ってみると良いかと思います。
まとめ
ここまで Canva の使い方を解説してきました。
慣れないうちはデザインの作成に時間がかかると思いますが、使い方をマスターすれば、ものすごく便利なツールになります。
10分ほどでプロ並みのデザインが作れるようになるので、どんどん活用していってください。
また、この記事では紹介しきれなかった機能もあるので、Canva のノウハウを増やして、より良いデザインを作れるようになりましょう。
この記事は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)/