
頑張って記事を書いたのに読者の滞在時間がなかなか伸びない...。そんな経験、ありませんか?
ぼくも最初は苦戦しましたが、「書き出し」を工夫するだけで滞在時間を大幅に向上できました。
具体的に、心理テクニックを用いた『テンプレート』を使うだけで(平均)滞在時間を 42秒 → 2分31秒 まで伸ばせたんです。
そんな、成功のカギとなる「書き出し」のテンプレートを、みなさんに公開します!
この記事の内容を実践するだけで、読者の滞在時間が伸び、SEO評価も向上させられるので、ぜひ参考にしていただければと思います。
5分で読める内容なので、ささっと読んでみてください。
目次
ブログの書き出し(リード文)とは
『書き出し』とは、記事の冒頭の文章のことで、一般的に『リード文』や『導入文』とも呼ばれています。
ここは、読者が最初に目にする部分になるので、記事のなかでも非常に大切なパートです。
っということで、まずは書き出しの重要性を理解しておきましょう。
記事が読まれるかどうかのターニングポイント
書き出しは記事が読まれるかどうかの分岐点だと思ってください。
というのも、読者は最初のたった数行でその記事が有益かどうかを判断します。
そのため、どれだけ魅力的な内容だったとしても、最初の数行で読者の関心が引けなければ、本文まで読み進めてはもらえません。
実際にユーザの 7 ~ 8割 はリード文で離脱するというデータも出てています。
でも、これを言いかえると『リード文が読者にヒットすれば、本文まで読み進めてもらえる』ということ。
ここが最初のターニングポイントだと思って、とくに力を入れて執筆していきましょう。
SEOへの影響がおおきい
リード文は読者の滞在時間を大きく左右するため、SEO評価への影響も大きいです。
Googleアルゴリズム(Google検索における検索順位の判定方法)は公開されていませんが、過去の統計から『読者の滞在時間はSEO評価と深く関係する』と考えられています。
データ上では読者の滞在時間がおおいほどSEO評価も高くなる傾向にあるので、リード文で読者をひきつけて離脱率を下げることがとても重要なんです。
ライバルとの差が付きやすい
実はリード文は『ライバルとの差をつけやすい』部分です。
その理由は、多くのブロガーやライターがリード文をあまり重視していないから。
というか、みんな本文の内容に力を注ぎすぎて、リード文まで工夫する余裕がないのかもしれませんね ...
ここでリード文にしっかり力を入れれば、それだけで他の記事と大きな差をつけれられます。
書き出し(リード文)のテンプレート
ここまでブログ記事の『書き出し』の重要性について解説してきましたが
「読者の関心を引きつけられるリード文」って言われても、イメージ湧きませんよね。
大丈夫!
この「リード文」にも、人の興味を引き付けるための型(テンプレート)があるので、この記事で特別に公開しちゃいます。
テンプレートについてもう少し深堀りしていきましょう。
ターゲットの疑問・悩み提示する
まずは、ターゲットとなる読者が抱えている悩みや疑問をリストアップしましょう。
ここで挙げた内容が、記事を訪れた読者の悩みと一致すれば「この記事には私がほしい情報がありそうだ」と思ってもらえます。
これは「まず相手に当てはまりそうな内容を先に提示して興味を引きつける」心理的なアプローチのひとつです。
ただし、1つだけ注意点があります。
提示する悩み・疑問が多すぎると文章が冗長になり、見た目もごちゃごちゃしてしまいます。
そのため、悩みの提示は3つくらいに絞るのがおすすめですよ。
悩みに共感して解決策を提示する
次は、読者の悩み対して「解決策」を提示しましょう。
「私も同じような体験で苦労したけど、こんな方法で解決できたよ。」
といった形で、「共感」と「解決策」を組み合わせるのがコツ。
共感の部分を「自分の実体験をベースに記載する」と、あなたの言葉の『説得力』がより大きくなりますよ。
悩み:副業したいが、会社にばれずに副業できるのか...
⇒共感と解決策:私も副業を始めた当初は同じように不安だった。しかし、確定申告の際に特定のポイントに注意すれば問題ないことがわかった。
こんな感じ。
このように、自分の経験を踏まえた具体的なアドバイスは、同じ悩みを持つ読者にとって価値ある情報となるんです。
解決策の根拠をしめす
解決策を提示したら、それを裏付ける根拠や実績を示して『有効性』を証明しましょう。
ここでは2つの心理的テクニックが使えます。
- 著者自身の成功事例や経験を共有して、信頼性と権威性を発揮する。
- 実際のデータや数字を用いて、提案の有効性を客観的に示す。
以下はこれらのテクニックを活用した例文です。
わたしはブログアフィリエイトでの1年目の収入がゼロでした。
でも、たった〇〇を実践しただけで2年目には月収〇〇万円を達成しました。
こんな感じの文章、X(旧Twitter)とかインスタとかでよく見かけませんか?
詐欺でもつかわれている手法ですが、逆を言えば、詐欺でも使われるほど『読者に強い印象を与えられる』テクニックなんです。
もちろん悪用はダメですが、上手に使えるようになると強力な武器になります。
記事から得られるものを提示する
つぎに読者が記事を読んだ後に得られる利益(ベネフィット)を伝えましょう。

ここで大切なのは、読者が目指す「理想の未来像」を具体的に示すこと。
誤ったベネフィットを提示してもなんの効果もありません。
例えば「ブログで収益を上げたい」と考えている読者には、以下のベネフィットが効果的です。
この記事のガイドに沿って取り組むことで、3年以内にブログ収益による自由なライフスタイルが実現可能です。
ブログを副業としている多くの人々は、「労働をせずに生活を向上させたい」という共通の目標を持っています。
この目標を再確認することで、読者の意欲と関心を大いに刺激することができます。
読者にアクションを促す
リード文の最後は、読者がアクションを起こしやすいように『行動を促すフレーズ』を入れましょう。
・たった〇分で完了するので、この記事を参考に実施してみてください。
・後回しにせず、今このタイミングで行動しましょう!
こんな感じで、読者のポジティブな未来を描いた後に、次のステップへと誘導していきます。
書き出し(リード文)を書く時のコツ
前述でリード文のテンプレートを紹介しました。
基本的にテンプレートに沿って書けば100点ですが、その前にいくつかコツをおさえておきましょう。
ではひとつずつ解説していきます。
文字数は400文字以内にしよう
ブログの書き出し(リード文)は、400文字以内にまとめましょう。
読者が求めているのは「知りたい情報に素早くアクセスできること」です。
冒頭が長すぎると、本題に入る前に飽きられて離脱される可能性が高くなります。
ブログにおいては「焦らし」は逆効果。
リード文では伝えるべきポイントを簡潔にまとめ、すぐに本題に移ることで、読者の関心を掴んだ状態で本文を読んでもらえます。
読者ニーズからベネフィットを逆算しよう
効果的なベネフィットを提示するためには『読者が望む将来の姿』や『不安を解決した後の状態』を思い描かなければいけません。
しかし、読者の心情をイメージするのって難しいですよね。

具体的なやり方としては、連想ゲームで
・彼らがどんなことで悩んでいるのか(表面的なニーズ) と、
・なぜそれを解決したいのか(潜在的なニーズ)を深堀していきます。
- 読者はこのキーワードを調べて何を知りたいのか(表面的なニーズ)
ex:ブログのPVの増やし方を知りたい - 何が目的でそれを知りたいのか(潜在的なニーズ)
ex:ブログで稼げるようになりたい - どのような情報があればそれを実現できるか
ex:稼ぐためのロードマップ、PVを上げるためのテクニック、魅力的なリード文の書き方…など
このように、ターゲットの心境を想像して「読者はどんな情報を求めているのか」を洗い出せると、効果的なベネフィットが思い浮かんできます。
記事冒頭(リード文)は読者に希望を与え、記事を読むモチベーションを高めるための場所なので、決め手となるベネフィットはしっかりと考えておきましょう。
実績を示して権威性をアピールしよう
実績は読者からの信頼アップにつながるので、書き出し(リード文)の中には『実績』を盛り込んみましょう。
とはいえ、まだ何にも実績がない... という人も多いかと思います。
そんな時は『その分野で実績のある人』を例にあげることで、その人の権威性を借りられます。
[主張] このテンプレートでリード文を書けば、読者の滞在時間をおおきく伸ばせます。
[理由・根拠] なぜなら、ブログで1億以上稼いでいる〇〇さんや△△さんも使っているテクニックだから。
こんな感じで、実際に稼いでいるインフルエンサーをだすだけで、信ぴょう性が生まれますよね。
このテクニックはだれでも簡単に使えるので、とても便利ですよ。
書き出し(リード文)で使える3つのテクニック
この章では、書き出しで使える便利なテクニックを4つご紹介します。
常識を否定して衝撃を与える
これまで当たり前だと思っていたことが覆されたとき、人は大きな衝撃を受け、その話題に夢中になります。
たとえば、次のような1文をみたら「えっまじ?」ってなりませんか?
- 世界一高い山はエベレストじゃない!ハワイのマウナケアについて調査しました。
- かつての阿蘇山は、富士山よりはるかに高い山だった!専門家の推測によると...
ちなみにこれらは本当の話です。
気になる人は調べてみてください。
っということで、ここまで文章を読んで、衝動的に調べた人もいるのではないでしょうか?
実際に体験してみると分かりやすいですが、人は常識が覆されると、その真意を知らずにはいられなくなるんです。
数字を入れてイメージを鮮明にする
文章にインパクトや説得力を持たせたいときは、数字を活用すると効果的です。
というのも、数字を使うと物事が鮮明になり、読者に具体的なイメージを伝えやすくなるから。
例として、次の1文を見てみてみましょう。
- 数字なし:もっとも長生きするサメ「ニシオンデンザメ」の特性や生態をまとめました
- 数字あり:寿命 400年のサメ「ニシオンデンザメ」の特性や生態をまとめました
ニシオンデンザメは、最長 512才(推定)にもなる個体も発見されていますが、数字をがないと、あまりすごいイメージが湧きませんよね。
逆に数字を使った文章からは、「いやまじで?そんな生きる動物いるの?」っと衝撃を受けた人も多いかと思います。
このように物事のイメージをより鮮明して、読者の感情を動かす場合は、数字を使うことがとても有効なんです。
不安を煽ってして興味を引き出す
マーケティングの世界では、「不安」や「恐怖」といった人間の心理をうまく利用し、アクションを促す手法が古くから使われてきました。
実際、人は「利益を得る」よりも「不安を避ける」「不安を解消する」ことに強い関心を持つ傾向があります。
この心理を応用することで、読者の関心を引き寄せ、行動を起こさせる効果が期待できるんです。
- 家庭用〇〇が原因で起こる3つの深刻な病気!〇〇のリスクと対策を解説
- コロナワクチン接種後のリスクは?△△機関の発表した驚きのデータとは
- 南海トラフ地震は10年以内に発生する可能性大!備えるべき6つの方法
こんな感じ。
不安を喚起しつつ、その解消方法までをセットで提供してあげることで、読者の満足度もグッと高められますよ。
書き出し(リード文)の注意点
リード文と記事の内容の間にギャップが生まれないよう注意しましょう。
せっかくリード文で興味を持ってもらえても、記事の内容や方向性がズレていたら、すぐに離脱されてしまいます。
ここの一貫性を保つことは大前提として考えてください。
メタディスクリプションでリード文を使いまわそう
リード文ができたら、その文章はメタディスクリプションにも使いまわせます。
メタディスクリプションとは『Googleの検索結果に表示される記事の概略』です。
リード文とメタディスクリプションは、どちらも『読者の関心をひきつける』役割りを持ってるため、類似した文章になるんですよね。
ただ、メタディスクリプションは 70 ~ 80 文字程度で書くのがおすすめなので、文字数の調整だけ必要になります。
QA
リード文に関するよくある質問をまとめました。
みんなが悩みやすいところなので、ぜひ参考にしてください。
どのくらいの文字数で書くべき?
リード文は長くても400文字以内で記載しましょう。
本題に入るまでが長すぎると「いや、なげーよ」ってなって読者が離脱してしまいます。
前述で紹介したテンプレートにに沿って5段落くらいで書くと、400字以内にまとまりやすいので、ぜひぜひテンプレートを活用してください。
- 1段落目:ターゲットの疑問・悩み提示する
- 2段落目:悩みに共感して解決策を提示する
- 3段落目:解決策の根拠を示す
- 4段落目:記事から得られるものを提示する
- 5段落目:読者にアクションを促す
リード文にはキーワードを入れた方が良い?
結論、リード文にキーワードを無理に入れる必要はありません。
というか、リード文の執筆では、キーワードは意識しなくて良いです。
キーワードを詰め込むために調整された内容より、読者のことだけを考えて作られた文章の方が、読者の興味を引きつけられます。
読者を最優先として、自然な文脈で価値を伝えるリード文を心がけましょう。
リード文は最初に書くべき?最後に作るべき?
リード文は最後に書くのがおすすめです。
『リード文を最初に書く = 本文がない状態でその要約をする』
と考えてください。
本文を書いた後の方が、あきらかに書きやすいですよね。
また、本文を書いていくうちに記事の方向性を修正したり、新しく伝えたいことも出てくるので、最初にリード文を書いても手戻りが発生する可能性が高いんです。
以上の理由から、リード文は記事の構成や執筆がすべて完了したあとで書くのが望ましいです。
まとめ
ここまでリード文について説明してきました。
最後に大切なポイントを振り返りましょう。
- まずはターゲットの悩みを明確にし、共感と解決策を提示する
- つぎに自分の実績や根拠を示して信頼性を高める
- 最後に読者が記事を読むことで得られるベネフィットを提示し、行動を促す
リード文は、記事が読まれるかどうかを左右する重要な部分であり、SEO評価にも影響を及ぼします。
この記事で紹介したテンプレートやコツを活用して、読者の関心を引きつけられる効果的なリード文を作っていきましょう。
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