がんばって記事をつくっても滞在時間ってなかなか伸びないですよね。ぼくも最初は苦戦しましたが、リード文を工夫したことで大幅に改善できました。
実際、はじめは離脱率の平均が 42秒程 だったのと比べて、いまでは 2分30秒 まで伸ばせています。
そんな、成功のカギとなる「リード文」の書き方を、ノウハウを、みなさんに共有させていただきます!
この記事の内容を実践するだけで、いっきに収益化まで近づくことができるのでぜひ参考にしていただければと思います。
5分もあれば読めるのでパパっと読んで今日から実践してみましょう。
目次
ブログのリード文とは
ブログのリード文とは、記事の最初に出てくる『冒頭の文章』のことです。
基本的にブログ記事は以下の順番に流れていきます。
- リード文
- 目次
- 本文
読者に「本文」まで読み進めてもらえるよう、読者の心を引き付けることがリード文の最大の役割となります。
ブログにおける書き出しの重要性
まず最初に、ブログにおけるリード文の重要性についてお伝えします。
- 記事が読まれるかどうかのターニングポイント
- SEOへの影響がおおきい
- ライバルとの差が付きやすい
記事が読まれるかどうかのターニングポイント
リード文は記事が読まれるかどうかの分岐点です。
というのも、読者は最初のたった数行でその記事が有益かどうかを判断します。
どれだけ魅力的な内容だったとしても、最初の数行で読者のこころをキャッチできなければ、本文まで読み進めてはもらえないんです。
実際にユーザの 7 ~ 8割 はリード文で離脱するというデータが出ています。
言いかえると、リード文で読者の関心を引ければ、記事本文まで読み進めてもらえるので、ここが最初の勝負どころだと思って、とくに力を入れて執筆してください。
SEOへの影響がおおきい
リード文は読者の滞在時間を大きく左右するため、SEO評価への影響も大きいです。
Googleアルゴリズム(Google検索における検索順位の判定方法)は公開されていませんが、過去の統計から『読者の滞在時間はSEO評価と深く関係する』と考えられています。
データ上では読者の滞在時間がおおいほどSEO評価も高くなる傾向にあるので、リード文で読者をひきつけて離脱率を下げることがとても重要と言えるんです。
ライバルとの差が付きやすい
記事冒頭(リード文)は比較的ライバルとの差をつけやすい場所です。
その理由は、ほとんどのブロガーやライターがリード文を重視していないから。
だからリード文が重要なんです。
本文 プラスα で、リード文にも力を入るだけで、ライバル記事とおおきな差つけられます。
【テンプレート】リード文の書き方
ここまでリード文の重要性について解説してきましたが「読者の関心を引きつけるリード文」とはどのようなものなのか。
以降ではリード文の書き方についてまとめていきます。
実はリード文にも『人の興味を引き付けるため』の型(テンプレート)があります。
- ターゲットの疑問や悩み提示する
- 悩みに共感した後で解決策を提示する
- 実績をもとに根拠をしめす
- 記事を読んで得られるものを提示する
- 読者にアクションを促す
この記事のリード文も上記のテンプレートをもとに作成しています。
では、このテンプレートについてもう少し深堀りしていきましょう。
ターゲットの疑問や悩み提示する
まずはターゲットとなる読者の悩みや疑問を具体的に書き出しましょう。
最初の記載がピンポイントで自分の悩んでいることだったら「この記事には私がほしい情報があるんじゃないか」と思いますよね。
これの仕組みは占いと同じで、最初にターゲットに当てはまりそうなことを言って関心を引くテクニックなんです。
提示する悩みがあまりに多いと、文章の見た目も悪くなってしまうので、3つほど悩みを提示してあげるのがよいでしょう。
悩みに共感した後で解決策を提示する
つぎは、読者の悩みに共感したうえで、その悩みの解決策を提示しましょう。
「私も同じような体験をしたから、その不安はわかるよ。でも、このやり方ですぐに解決できるから安心してね」
といった形で、共感と解決策を組み合わせるのがコツ。
また、これはできたらで良いですが、共感の部分を「自分の実体験をベースに記載する」と、あなたのメッセージの説得力はより大きくなります。
悩み:副業したいが、会社にばれずに副業できるのか...
⇒共感と解決策:私も副業を始めた当初は同じように不安だった。しかし、確定申告の際に特定のポイントに注意すれば問題ないことがわかった。
こんな感じ。
このように、自分の経験を踏まえた具体的なアドバイスは、同じ悩みを持つ読者にとって価値ある情報となるんです。
実績をもとに根拠をしめす
解決策を提示したら、それを裏付ける根拠や実績を示し、(解決策の)有効性を証明しましょう。
ここでは2つの心理的テクニックが使えます。
- 著者自身の成功事例や経験を共有して、信頼性と権威性を発揮する。
- 実際のデータや数字を用いて、提案の有効性を客観的に示す。
以下はこれらのテクニックを活用した例文です。
わたしはブログアフィリエイトでの1年目の収入がゼロでしたが、たった〇〇を実践しただけで2年目には月収〇〇万円を達成しました。
こんな感じの文章、Twitterとかインスタとかでよく出てきませんか?
けっこう詐欺とかでもつかわれている手法かとは思いますが、逆を言えば、詐欺でも使われるほど『読者に強い印象を与えられる』テクニックなんです。
もちろん悪用はダメですが、上手に使えるようになると強力な武器になります。
記事を読んで得られるものを提示する
つぎに読者が記事を読んだ後に得られる利益(ベネフィット)を伝えましょう。
ここで大切なのは、読者が目指す「理想の未来像」を具体的に示すこと。誤ったベネフィットを提示してもなんの効果もありません。
例えばブログで収益を上げたいと考えている読者には、以下のベネフィットが効果的です。
この記事のガイドに沿って取り組むことで、3年以内にブログ収益による自由なライフスタイルが実現可能です。
ブログを副業としている多くの人々は、「労働をせずに生活を向上させたい」という共通の目標を持っています。
この目標を再確認することで、読者の意欲と関心を大いに刺激することができます。
読者にアクションを促す
リード文の最後は、読者がアクションを起こしやすいように『行動を促すフレーズ』を入れましょう。
(ベネフィット)
この記事のガイドラインに沿って取り組むことで、3年以内にブログ収益による自由なライフスタイルが実現可能です。
(行動を促すひと言)
成功への道は一歩から。まずは1記事を作成してみましょう。
こんな感じで、読者のポジティブな未来を描きつつ次のステップへと誘導していきます。
リード文を書く時のコツ
前述でリード文のテンプレートを紹介しました。
基本的にテンプレートに沿って書けば100点ですが、その前にいくつかコツをおさえておきましょう。
- ターゲットを明確にしよう
- 読者の悩みを洗い出そう
- 読者が期待する将来像を想像しよう
- ちゃっかり権威性を示そう
- タイトルや本文とギャップが生まれないように
ではひとつずつ解説していきます。
ターゲットを明確にしよう
まずは重要なのは、ターゲットを明確にすること。
ターゲットをしぼると、その人にピンポイントで刺さるような文章が浮かんできます。
逆に記事を訪れた人すべての人をターゲットにしたところで、1人1人に刺さるような文章って書けないんです。
そのキーワードで検索する人がどんなひとなのかを想像して、ペルソナ(想定ユーザ)を設定するのがおすすめ。
僕はこんな感じでターゲットを想定して、その人だけに刺さるリード文を考えています。
読者の潜在ニーズを洗い出そう
読者に刺さるリードを書くためには
彼らがどんなことで悩んでいるのか(表面的なニーズ) と、
なぜそれを解決したいのか(潜在的なニーズ)を探ることが重要です。
ターゲットのニーズを見つける方法として、連想ゲームがおすすめ。
- 読者はこのキーワードを調べて何を知りたいのか(表面的なニーズ)
ex:ブログのPVの増やし方を知りたい - 何が目的でそれを知りたいのか(潜在的なニーズ)
ex:ブログで稼げるようになりたい - どのような情報があればそれを実現できるか
ex:稼ぐためのロードマップ、PVを上げるためのテクニック、魅力的なリード文の書き方…など
このように、ターゲットの心境を想像して「読者の求める情報はなんなのか」を洗い出していきましょう。
読者が期待する将来像を想像しよう
効果的なベネフィットを提示するためには、読者が望む将来の姿や、不安を解決した後の状態を描くことが重要です。
やり方はとてもシンプルで、読者の悩みから逆算して、解決後の未来の姿を言語化するだけ。
記事冒頭(リード文)は読者に希望を与え、記事を読むモチベーションを高めるための場所なので、決め手となるベネフィットはしっかりと考えておきましょう。
ちゃっかり権威性を示そう
リード文の中に実績を盛り込むんで権威性をアピールしましょう。
実績があると読者からの信頼がぐっとあがります。
タイトルや本文とギャップが生まれないように
リード文と記事の内容の間にギャップが生まれないよう注意しましょう。
せっかくリード文で興味を持ってもらえても、記事の内容や方向性がズレていたら、すぐに離脱されてしまいます。
ここの一貫性を保つことは大前提として考えてください。
実績や権威性がない場合は?
実績がない人は、簡単なところから実績を作っていきましょう。
ここでもちょっとした裏ワザを伝授します。
書きたい分野で実績がない場合は『その業界で実績のある人』を例にあげることで、その人の権威性を借りられます。
[主張] このテンプレートでリード文を書けば、読者の滞在時間をおおきく伸ばせます。
[理由・根拠] なぜなら、ブログで1億以上稼いでいる〇〇さんや△△さんも使っているテクニックだから。
こんな感じで、実際に稼いでいる人をだすだけで、文章に信ぴょう性が生まれるんです。
メタディスクリプションでリード文を使いまわそう
リード文ができたら、その文章はメタディスクリプションにも使いまわせます。
メタディスクリプションとは『Googleの検索結果に表示される記事の概略』です。
リード文とメタディスクリプションは、どちらも『読者の関心をひきつける』役割りを持ってるため、類似した文章になるんですよね。
ただ、メタディスクリプションは 70 ~ 80 文字程度で書くのがおすすめなので、文字数の調整だけ必要になります。
QA
以下はリード文に関するよくある質問 です。
みんなが悩みやすいところなので、ぜひ参考にしてください。
どのくらいの分量(長さ)で書くべきなの?
リード文は長くても500文字以内で記載しましょう。
本題に入るまでが長すぎると「いや、なげーよ」ってなって読者が離脱してしまいます。
前述で紹介したテンプレートにに沿って5段落くらいで書くと、500字以内にまとまりやすいので、ぜひぜひテンプレートを活用してください。
- 1段落目:ターゲットの疑問や悩み提示する
- 2段落目:悩みに共感した後で解決策を提示する
- 3段落目:実績をもとに根拠をしめす
- 4段落目:記事を読んで得られるものを提示する
- 5段落目:読者にアクションを促す
リード文にはキーワードを入れた方が良い?
結論、リード文にキーワードを無理に入れる必要はありません。
というか、リード文の執筆では、キーワードは意識しなくて良いです。
キーワードを詰め込むために調整された内容より、読者のことだけを考えて作られた文章の方が、読者の興味を引きつけられます。
読者を最優先として、自然な文脈で価値を伝えるリード文を心がけましょう。
リード文は最初に書くべき?最後に作るべき?
リード文は最後に書くのがおすすめです。
『リード文を最初に書く = 本文がない状態でその要約をする』
と考えてください。
本文を書いた後の方が、あきらかに書きやすいですよね。
また、本文を書いていくうちに記事の方向性を修正したり、新しく伝えたいことも出てくるので、最初にリード文を書いても手戻りが発生する可能性が高いんです。
以上の理由から、リード文は記事の構成や執筆がすべて完了したあとで書くのが望ましいです。
まとめ
ここまでリード文について説明してきました。
最後に大切なポイントを振り返りましょう。
- まずはターゲットの悩みを明確にし、共感と解決策を提示する
- つぎに自分の実績や根拠を示して信頼性を高める
- 最後に読者が記事を読むことで得られるベネフィットを提示し、行動を促す
リード文は、記事が読まれるかどうかを左右する重要な部分であり、SEO評価にも影響を及ぼします。
この記事で紹介したテンプレートやコツを活用して、読者の関心を引きつけられる効果的なリード文を作っていきましょう。
以上、この記事が皆さんのお役に立てればうれしいです。ここまで読んでいただきありがとうございました(^^)/