- Cardano (ADA)とは
- Cardano (ADA)の特徴
- 今後の見通し
- Cardano (ADA)の購入方法
Cardano (ADA)とは
CardanoはPoS(プルーフオブステークブ)ブロックチェーンであり、分散型のアプリケーションを開発するためのプラットフォームです。
わかりやすく言うと、IOSのようなアプリケーションの基盤であり、各アプリケーションのデータの記録にブロックチェーンを用いた最新のプラットフォームです。これは、現在人気となっているイーサリアムと同様の役割をもちます。
現在は上記のような役割を持っていますが、プロジェクトの始動当初はブロックチェーン技術を用いて不正を防止するオンラインカジノに目を向けていました。
この時、オンラインカジノで使用する目的で発行された独自トークン(通貨)がADAです。
なお、現在はカジノだけでなく、より包括的なブロックチェーンプラットフォームを提供して30億人の財布になることを目標としています。
具体的には、銀行システムを使用できない難民や、発展途上国などの人々すべてに対して、財産権を与え、安全で信用できる支払いシステムを提供するということです。
このプロジェクトは、スイスに拠点を置く「カルダノ財団」と日本を中心に活動する「Emurgo」、さらにイーサリアムの開発者であるチャールズ・ホスキンソン氏がCEOを務める「IOHK」の3つの組織によって運営されています。
Cardano (ADA)の特徴
Cardanoの大きな特徴は、あらかじめ設定されたプログラムに従ってブロックチェーン上の取引を実行する「スマートコントラクト」で構成されていることです。スマートコントラクトとは、ブロックチェーンシステム上の概念であり、人気のイーサリアムも同様の仕組みを持っています。そのうえ、Cardanoのスマートコントラクトである「Plutus」は、イーサリアムより複雑で高度な契約内容も瞬時に記録することができます。
Cardanoを利用するには、「Daedalous」というウォレットを使用しなければなりません。この「Daedalous」は、様々なオンラインゲームなどで獲得した資金の送受信を行うことができるうえ、高いセキュリティを持っています。
以上のように、Cardanoは高いセキュリティと迅速な処理速度を有しているため、イーサリアムのレベルを一段階向上させたプラットフォームであると言えます。
さらにCardanoで取引を行う場合は、イーサリアムでかかるような「巨額な手数料」は発生しません。イーサリアムでは、この手数料が一番の問題となっていますが、Cardanoを利用することで手数料にかかる費用を抑えることができます。
Cardano (ADA)の懸念点
好材料の多いCardanoですが、いくつか懸念点も存在します。
大まかに以下3点を挙げて説明します。
- 規制がかけられる
- 期待が高すぎる
- 開発スピードが遅い
まず、これは懸念点とまでは言いませんが、Cardanoは石橋をめちゃくちゃ叩いて渡ります。
そのため、どうしても開発に時間がかかってしまいます。
市場への浸透や、その後の影響力の大きさは、どうしても先駆者が強くなる傾向にあるので、ここはもう少し開発スピードを上げてほしいところです。
また、Cardanoは世間から期待されすぎています。
期待は時価総額に表れており、取引が開始する前に時価総額でトップ10内に位置していました。
現時点でAdaの値段が高いため、参入後、期待に添わないパフォーマンスとなった場合は暴落する恐れがあります。
もちろん期待通り、イーサリアムなどを退けて最高のプラットフォームとなければAdaの価値はどんどん上がっていくでしょう。
最後に、これは仮想通貨全てに言えることですが、国による法規制が最も懸念されます。
新しい技術に対する規制はつきものですが、Adaを含め、その他の仮想通貨を排除するような動きが出てくると価値が大きく下落することになります。
法定通貨ともうまく組み合わせていけるような未来を期待しましょう。
今後の見通し
ここまでで述べてきた通り、Cardanoはとても魅力的です。
イーサリアムの共同創立者であるチャールズ・ホスキンソン氏を筆頭に、世界の天才たちが着実に開発を進めています。
さらに、2019年にはAdaPay(エイダペイ)による即時決済が可能になり、これも今後のCardanoの普及に大きな影響を与えることが予想されます。
現存するどのプラットフォームよりも優れた環境を目指し、優れた技術が出てきた際には積極的に取り入れる姿勢があるだけに、個人的には今後をとても期待しています。
※新しく出てきた技術の導入として「ウロボロス」がいい例です。
ウロボロス
Cardanoではセキュリティを保証する方法として、計算処理の競争によって承認権を与える「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」を採用していました。しかし、これは膨大な計算に伴う消費電力の多さから環境悪化の懸念が挙げられています。
そこで、この懸念点を解消するために、保有資産に基づいて承認権が与えられる方式「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」への移行を行いました。これにより、セキュリティの保証をわずかなエネルギーで提供することに成功しました。
Cardanoの採用する強固で環境に優しいプルーフオブステイクプロトコルはウロボロスと呼ばれています。
また、ウロボロス以外でも着実に開発が進んでいます。参考に2017年~のロードマップを載せておくのでCardanoの歩みや今後の動向をのぞいてみてください。
- BYRON(バイロン):基礎(2017年9月29日~)
ADAを取引、送信できるようにするためのカルダノの基礎が確立
- SHELLEY(シェリー): 分散化(2020年7月30日~)
技術が完全に分散された自律システムの確立
- GOGUEN(ゴーグエン): スマートコントラクト(2021年第2四半期予定~)
ブロックチェーンシステムの導入による信頼性と安全性の強化
- BASHO(バショウ): スケーリング
パフォーマンス、安全性、拡張性の見直し・改善
- VOLTAIRE(ボルテール): ガバナンス
投票システムとトレジャリーシステムの導入
Cardano (ADA)の購入方法
残念ながらADAを取り扱っている取引所は国内には存在しません。そのため海外の取引所での取引となります。
以降では、海外取引所(Binance)でのCHZの購入方法を説明していきます。
- 国内取引所の口座を開設する。
- 国内取引所に資金(日本円)を送金する。
- 国内取引所で仮想通貨(BTCやETHなど、特に指定なし)を購入する。
- 海外取引所(Binanceを推奨)で口座を開設する。
- 購入した仮想通貨を海外の取引所に送金する。
- 海外取引所でCHZを購入する
海外取引所(Binance)での購入方法
1.国内取引所の口座を開設する。
コインチェックやDMMビットコインといった国内取引所で口座を開設しましょう。すべてネットで申請でき、手続きは1~2時間で完了します。申請を行うと1~2週間程度で承認の連絡が来ます。
2.国内取引所に資金(日本円)を送金する。
口座を開設した取引所に資金(日本円)を送金します。銀行への振り込みと同様のやり方なので難しくはないですが、送金先を間違えないように注意する必要があります。詳しい送金方法は各取引所のマニュアルをご覧ください。
3.国内取引所で仮想通貨(BTCやETHなど、特に指定なし)を購入する。
国内取引所資金を入れたらBTC(ほかの仮想通貨でも大丈夫です)を購入してみましょう。個人的に取引所でのトレードを推奨しますが、難しいと感じる方は販売所で購入しましょう。※販売所で仮想通貨を購入する場合、供給量と需要量の差額分を取引所に取られてしまいます。しかし、取引所のように考えて操作する必要がないため簡単にトレードすることができます。
4.海外取引所(Binanceを推奨)で口座を開設する。
国内取引所での取引が完了したら海外の取引所で口座を開設しましょう。海外取引所の口座開設はめちゃくちゃ簡単にでき、証明書の提出などもないので短時間で完了することができます。また、海外取引所は世界最大の取引所であるBinanceをお勧めします。
5.購入した仮想通貨を海外の取引所に送金する。
口座開設が完了したらさっそく資金を送金してみましょう。資金(仮想通貨)は国内取引所から送金します。この時、アドレスを間違えると資金が失われてしまうので、まずは少額でテストしてみるのがいいです。
6.海外取引所でCHZを購入する
最後に、送金した仮想通貨をもとにCHZを購入しましょう。